RECoreの本体前面には電源スイッチを始めとしたユーザーインターフェースが集中して配置されていて、電源スイッチ、タクトスイッチ、USBコネクタと、ユーザーLED、電源LED、充電LEDがあります。
電源スイッチはRECore本体の電源入、切を行うためのスイッチです。
タクトスイッチは、後述する「セーフスタート」を解除する他に、プログラムすることでボタン入力として使用することができます。
USBコネクタは、充電のほかプログラムの書込みとシリアル通信に使用することができます。
ユーザーLEDは、セーフスタートの待機表示のほか、プログラムから制御することができ、状態表示などに利用することができます。
電源LEDは、RECoreの電源状態を表示します。
充電LEDは、RECoreの充電状態、充電異常状態を表示します。
RECoreを充電するためには、本体前面のUSBコネクタと電源を、付属のケーブルまたは市販のType-Cケーブルを使用して接続します。
接続する電源は必ず5V出力のPC、またはUSB電源を接続してください。
電源と接続すると、本体前面右側のオレンジのLEDが点灯し、充電が終了するとLEDが消灯します。
LEDが点滅している場合は充電に何らかの問題が発生しています。ケーブルを抜き直ちに充電を中止してください。
充電は本体の電源が入っていても継続して行うことが可能です。
RECoreの電源は本体前面左側にあるスライドスイッチです。スイッチを左側にスライドすると電源がオンに、右側にスライドするとオフになります。
電源がオンになると本体全面右側の白い電源LEDが点灯します。
電源LEDが点灯しない場合、RECore本体の充電が切れている可能性があります。「RECoreを充電する」の手順に沿って充電を行ってください。
RECoreは、ロボットなどの動く物を製作するために作られています。そのため電源を入れた直後にプログラムが実行され不意に動作すると危険なので、電源投入後にプログラムが実行される前に一度待機状態を挟む「セーフスタート」が組み込まれています。
RECoreの電源を入れると本体前面右側の緑のLEDが明滅し、セーフスタートの待機状態に入ります。
このときに本体前面の青いタクトスイッチを押して離したタイミングでプログラムが実行されます。
なおセーフスタートは
【ツール】→【Board part number】→【RECore(without SafeStart)】
を選択することで無効にすることができます。
この場合、電源を投入した直後、あるいはプログラムを書き込んだ直後にプログラムが即座に実行されます。
RECoreではArduinoでの開発をサポートするために、専用のライブラリを公開しています。
RECoreライブラリでは以下の機能が提供されています。
ライブラリは、RECoreボードを選択している場合に使用することができます。本チュートリアルでは以下のコードで宣言し使用しています。
ライブラリのサンプルコードは
ファイル→スケッチ例→(RECore Series用のスケッチ例)RECoreLibrary
にあります。
RECoreの各部名称とGPIOピン配列は下の画像の通りとなっています。
プログラム作成時の参考にしてください。